『物語の種』
有川ひろ／幻冬舎

「彼女の推しはタキシード仮面さまであった」
の始まりにひっかかりました。

どの？

どの「タキシード仮面さま」推し？

アニメ？ミュージカル？ドラマ？漫画？

そうしたら、その「タキシード仮面さま」ではありませんでした！

おもわず「違うんかーい！！」
と突っ込んでしまいました……

そんな「物語の種」ですが、
読者からの物語の『種』を
有川さんが『小説』にするという、
なんとも画期的な本です。

十粒の種から生まれた十篇の小説たち。

どんな種が蒔かれてどんな小説が実ったのか、
気になりませんか？

私は、冒頭のタキシード仮面さまの続きが、
どうにも気になって気になって……