『古典モノ語り』
山本淳子／笠間書院

古典に登場する「モノ」

牛車や御帳台、築地、犬……絵巻など、
知っているようで実はよくわかっていないモノだと思います。

犬だって、今とは全然違う種類だろうし（洋犬がいませんよね）、
牛車って実際どんな乗り物、
いやどれだけパワーのある乗り物だったのか？
よく、牛車で押し合いみたいな場面があったりしますよね？
あれは、どんな風に押し合っているのか……

平安時代の物語に出てくる、
ちょっとした道具やモノに焦点をあてた本書。

今と違う部分、変わらない部分など、
もう少し平安時代を身近にできるかもしれません。

それにしても、牛車のスピードって……乗り心地って……
どんなものだったんでしょうか。