『新装改訂版 日本の夢の洋館』
門井慶喜：著／枦木功：写真／エクスナレッジ

「はじめに」の門井さんの言葉が心に残りました。

「開国」「文明開化」を当たり前のように勉強してきましたが、
当時の人々は、喜んで「開国」や「文明開化」をしてきた訳ではないんですよね。

それでも、こんなに素晴らしい洋館を建てて、
欧米諸国に立ち向かおうと頑張ってきた
……そう考えて洋館を見ると、今までと違った印象を受けます。

明治・大正・昭和……それぞれの時代に建てられた建物は、
どんな気持ちで日本人を、人間をみてきたのか。

100年たっても当時と変わらず、
寧ろ現代より優れたデザインで建てられた洋館。

どれだけの想いが込められているのか考えながら、訪れてみたいです。